難関大学受験専門のYK会 - ホーム>>ブログ>>共通テストを斬る2
数学Ⅰ、数学Aと同様に難問はありませんでした。
計算量は多くないのですが、アホみたいな小数のかけ算割り算があります。
入試に電卓が使える日はまだまだ先のようです。
第1問
三角関数です。
定番の問題で、失点したくないところです。
書いてある通りに解いていけば、無理なく解答欄が埋まります。
第2問
対数です。
定番の何倍問題ですね。
小数の計算がうっとうしいですが、難しくはありません。
サシを間違えるかもしれませんね。
1を越えた対数の値を、対数表から読み取るのはやったことない人が多いのでは?
まあこの1問ぐらい落としてもいいでしょう。
第3問
微積です。
(1)簡単です。ここは全問正解で。
(2)(ⅰ)定番のグラフです。
ページ跨ぎなのがやりにくいです。
条件を見ながら、グラフを選ぶことができず、条件を暗記しなければなりません。
こういう所が共通テストの悪いところです。
(ⅱ)重要公式ですが、しっかり理解していないとできません。
こういう出題はよいと思います。
ナは、時間を考えると、適当に埋めていいでしょう。
第4問
数列です。
これも定番の格子点の個数問題です。
境界を含まないことさえ処理できれば、(1)(2)は楽勝でしょう。
(3)はさすがに考えますが、そんなに時間はかからないでしょう。
取りたい問題です。
第5問
新登場の統計的な推測です。
これが一番難しかったのは皮肉ですね。
文系の生徒だけが学習するところが一番難しいとは!
計算もアホみたいな小数のかけ算割り算がありますし。
第6問
ベクトルです。
空間ベクトルですが簡単です。
(1)ただ内積を計算して、連立方程式を解くだけです。
(2)ベクトルではありません。
ただの計算問題です。
こんな出題でいいんですかね?
(3)この式いじりが多少やっかいですが、ベクトルとは無関係な難しさです。
第7問
複素数平面です。
(1)(2)ただ代入するだけです。
ただし、複素数と角度について覚えていないとできません。
まあ覚えていない人はいませんよね。
(3)ハイ!共通テストお約束のどうしてそうなるかを考えてはいけない問題です!
(1)(2)を利用するのですが、あまりに明らかでこういう出題が続いて欲しいですね。
以上、数学Ⅱ、数学B、数学Cの振り返りでした。
基礎を確立する「数学 定石シリーズ」
で販売中
(c) YK会 All rights reserved.