そろそろ夏期講習の募集が始まる時期ですね。

さて、夏期講習はどのように利用するのがいいのでしょうか。

今回はそれを考えてみましょう。

第一は、講座を取り過ぎないこと。

つい、「夏だ頑張ろう」と、講座を次々と取ってしまいます。

すると、予習に復習に時間がかかるかかる。

あっという間に、消化不良に陥りますね。

これは失敗です。

最近は、このケースは少ないですが、失敗例の一つです。

計画は余裕をもって立てましょう。

特に国立志望の生徒は、科目数が多いので要注意ですね。

第二は、飛ばしすぎないこと。

基本的に浪人生は通常と変わらないのですよ。

だから何か特別なことがあるわけではないのです。

ただ、予備校や塾の雰囲気作りに騙されて、特別な気になっているだけです。

もちろん現役生には特別な時間になります。

現役生は、学校に縛られずに好きに勉強できます。

だからと言って、最初から全力では、最後まで持ちませんよ。

きちっと生活リズムを守って、毎日おなじルーチンでやることです。

夜更かし勉強をしても次の日にダメージが残っては元も子もありません。

繰り返しになりますが、余裕を持った計画にしましょう。

第三は、緻密な計画は立てないこと。

物事は計画通りには行かないもの。

あまり緻密な計画を立てると、計画の変更ばかりしている羽目になります。

時間の無駄です。

せいぜい、一週間の目標ぐらい有れば十分でしょう。

今週は、数学は「回転体を極める」ぐらいで十分です。

何の目標も持たずに夏期講習に望むのはお薦めしません。

というより、浪人生は日頃から、その週の目標は持って欲しいですね。

特に、私立医学部受験生は受け身の傾向があります。

言われなければやらない。

言われたからやる。

これでは、なかなか成績は上がりません。

小さな目標をコツコツと達成していくのが、合格への道です。

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