難関大学受験専門のYK会 - ホーム>>ブログ>>多浪の子がついに合格を手に入れる
今回は、出講している塾でのお話しです。
多浪の子がついに医学部合格を手に入れました。
まずは、おめでとうございます!!
しかし、なぜ多浪になってしまったのか?
一浪で合格したこと比較して考えてみます。
どういうことでしょうか?
今までAという方法でやっていたとします。
「それは能率が悪いし、計算ミスも多いからBでやりなさい」と指導します。
当然、練習もさせます。
でも、1週間もするとAに戻ってしまうのです。
そこで、「AではなくBでやりなさい」と再度指導します。
その後、ずっとBでできるかどうかなのです。
残念ながら、多浪の子は1月になってもやっぱりAでやっていました。
これを3年繰り返しました。
結局、Aを3年かけてブラッシュアップして合格したのです。
無駄だと思いませんか?
1年でBを身に付けて合格する方がいいと思うのですが・・・。
でも不思議なのは、やってみればBの方が優れていると感じるはずなのに、いとも簡単に忘れることです。
私の感覚だと、「あ、いい方法を教わった。いろいろな場面で使ってみたいな」と思うのですが。
そうではなく、すぐに忘れられるのはなぜなのか、分かりません。
一方、一浪の子はどうだったのか。
やはり、最初は覚えていませんでした。
最初というより、ほとんどですね。
しかし、12月になって総復習を始めたら。「なにも覚えていない。これではダメだ」と思ったのでしょう。
習ったことを思い出して使おうとしていました。
その努力が何とか間に合い、合格したのでしょう。
事ですね。
いつも書いてますが、数学で覚えて解くのは邪道です。
原理原則を理解して、あとはそれを元に考えて解くのが、本当の数学の学習方法です。
しかしそれができるのは、一握りの優秀な人だけです。
我々凡人は、やはり覚えて解決する道を選択せざるを得ないのではないでしょうか?
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