難関大学受験専門のYK会 - ホーム>>ブログ>>私立医学部後期受験を検証する
この時期は、何か空白の期間なんですよね。
昔は、生徒集めに忙しい時代もあったけど、最近は一年中募集しているから
特殊な感じがないですね。(それが集まらない最大の理由か!!)
なので、毎日私立医学部後期の問題を解いています。
今回は、その内容を検討してみます。
絶対受けておきたかったのは「久留米大」ですね。
1番が小問2題。
(2)の複素数平面は、記述だとほとんどの受験生が間違えるでしょう。
しかし、マークシートなので大丈夫。
理由は分からなくても、マークシートに合う方だけを答えればいいからですね。
私はいい問題だと思うのですが、記述ではないのでその良さが消えてしまったのは残念です。
結局簡単な問題になってしまいました。
2番が無限級数。
(1)は勉強がおろそかになりがちな分野でした。
ただ、これができなくても後の問題に影響なという、いかにも私立医学部らしい出題でした。
(2)(3)は、2つの違いをマークシートで問う、という良問ですね。
よく考えられた問題だと思います。
3番が確率漸化式。
確率漸化式はいくらでも難しく出来ます。
今年の九大・文系の4番がそうだったのですが、かなり難しかったです。
しかし、久留米の3番は、(1)(2)が(3)の丁寧な誘導になっており、
間違えようがないですね。
4番が図形と方程式。
円と放物線の交点の個数問題でした。
円と放物線の交点の個数は、接するのに判別式=0が成立しない場合があり、
そこが難しいのですが・・・。
全くそれを気にすることなく解くことが出来るので、これも間違えようがないです。
5番が立体図形。
この1問だけは難しかったです。
国立大学用の勉強をしていれば、やったことがあるでしょうが、私立用の勉強だと
多分やったことはないですね。
この問題は、全滅でしょう。
となると、1~4での失点の少ない受験生が合格する、という私立医学部受験らしい
「失点防ぎゲーム」になりましたね。
とこんな感じの「久留米大・後期」の入試問題でした。
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