難関大学受験専門のYK会 - ホーム>>ブログ>>軌跡の勉強方法
今日は、数学の勉強方法についてです。
多くの人が苦手とすることが「軌跡」。
この単元の勉強方法をお教えしましょう。
軌跡を求める方法は、一言で言うと
「軌跡を求める点を(X,Y)とおき、XとYの満たす式を作る」
のです。
あれ?簡単そうに感じますよね。
そうなのですが、段階的に練習しないと、そう上手くはいかないのです。
では見てみましょう。
問題1
2点 A(1,-2),B(5,1) から等距離にある点Pの軌跡を求めよ。
一番基本的な問題です。
手順は
定石 軌跡を求める手順
1.軌跡を求める点をP(X,Y) とおく
2.条件を式に直す
3.式を整理する。特に, √はない形にする
4.XとYの満たす式をxとyに変えたものが答え
5.図形の名前も書く
です。
やってみましょう。
これはただ問題文を式に直すだけなのです。
ですが、まず軌跡とは(X,Y)の満たす式を作ること、ということを学ぶのです。
問題2
点Qが, 直線 y=-x+2上を動くとき, 点A(-1,4)とQを結ぶ線分AQを2:1に内分する点Pの軌跡を求めよ。
あれ?動く点が増えてますね。
これが段階的に勉強する、ということなのです。
一段ずつ階段を登るように勉強するのです。
定石 動点が2つある軌跡の手順
1.軌跡を求める点(X,Y)を, もう一方を(α,β)とおく
2. X,Y,α,βで等式を2本つくる
3.その2本の等式をα=,β=と変形する
4.α,βを消去する
やってみましょう。
軌跡を求める点以外の点をX,Y以外の文字でおくのです。
そして、そのX,Y以外の文字を消去することにより、XとYの満たす式ができあがるのです。
どうですか。
問題1から問題2へステップアップしてますよね。
こうやって軌跡は段階的に勉強するのです。
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