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過去問の使い方


カテゴリー:入試関係

今回は

過去問の使い方

を考えてみましょう。

まず、過去問はいつ頃から始めればいいのでしょうか?

それは、どういう目的に過去問を使うのかで変わります。

受験校の問題のレベルと出題形式が知りたい人

この目的で過去問を使いたい人は、今すぐでも構いません。

そうですね、レベルと出題形式を知るのは大切です。

特に、記述か答えのみかでは、勉強内容が大きく変わります。

答のみならば、やらなくてもいい内容があります。

数学的帰納法、はさみうちの原理、解けない漸化式の極限値などです。

これらは、記述でないと意味をなさないからです。

しかし、共通テストで数学的帰納法がマークで出題されたことがあるので、断定しない方がいいですね。

ただ、あの出題はあまりにも無理がありましたね。

代表的な悪問だったと思います。

レベルも大切ですね。

今の学力で対応できるのか、もっと上を目指さないと対応できないのか。

それを知るのには過去問しかありません。

ただし、気を付けたいことが2点あります。

1点目は、受験生の学力に対応していない問題のレベルである可能性。

これは、その学校を受ける生徒には解けないよ、という出題をするケースです。

その場合は、受験生の合格点も低いので、高得点を狙わずに、出来る問題を必ず正解する、という作戦で臨みます。

ただ、それは受験生には分からないので、詳しい人に聞いてください。

聞ける人がいるならば、過去問を持って行ってアドバイスを受けるといいでしょう。

2点目は、出題傾向を見つけようとしてはいけません。

出題傾向でいえるのはただ一つ、一度出題された問題はその学校には2度と出ない、です。

よく、この学校はこんな問題が出る、と書いているのを見ます。

それは、客寄せのためです。

わらにもすがりたい受験生を引き寄せるのには効果抜群ですからね。

だまされてはいけません。

満遍なく出題されます。

つぎの目的は

自分の学力でどのくらい解けるのか知りたい

この目的の人は、直前まで過去問には触れません。

直前に、「去年受けていたらどのくらいできたのか」という使い方をします。

しかし、この目的の人はほとんどいないでしょう。

やはり一つ目の目的ですね。

では今から少しずつ過去問に手を付けていきましょう!

 

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