難関大学受験専門のYK会 - ホーム>>ブログ>>共通テストを斬る
さあ、共通テストが終了しました。
どんなデキでした?
今回は2025年の共通テストを振り返ります。
毎年ある、アホにみたいな難問はありませんでした。
しかし、ページ跨ぎが非常に解きにくくしています。
これは努力のしようがないですね。
また、時間は足りませんね。
28ページもあれば、そうなりますよね。
第1問
[1] これはただの計算問題。難しい問題はありません。
ただ、(2)の(ⅲ)は安易に解答してしまうと不正解になります。
2次方程式なので、重解だな、と瞬時に反応できたでしょうか。
そして、共通テストお約束の、実際にそうなるかを確認してはいけません。
時間を使うからです。
本当は、そうなることを確認して明記するのが答案なんですけどね。
[2]図形と三角比です。ページ跨ぎでやりにくいことこの上ないです。
(1)「~であるから、∠AOH=~である。」
この一文も共通テストお約束の、どうしてそうなるかを考えてはいけない所です。
共通テストはホントに邪道です。
これ以後は、書いてある通りにやっていけば、順調に答案が完成します。
(2)これも共通テストお約束の、日本語の問題です。
「太郎 QABの外接円の半径も求められるかな」
単に、QABの半径を求めよ。でいいのに、わざわざ・・あほくさい。
これが「求めよ」と反応できないと以下全滅です。
なぜこんなことをするのでしょうかね?
(3)余弦定理の問題で、特になにもありません。
第2問
[1]2次関数です。
ただ代入するだけで、近年あまりない簡単な問題でした。
しかしページ数は6、やりにくさMAXです。
[2]データの分析です。
(1)まさかの定番47都道府県。しめたと思った人も多いでしょう。
「外れ値」が目玉なのでしょうが、ただの計算問題に成り下がっています。
奇をてらって失敗してますね。
(2)分散・共分散などをテーマにしたのでしょうが、ただの式いじりです。
ほんと情けないです。
(3)新課程の目玉「仮説検定」です。
情けなさ過ぎる!
ただの小数の足し算問題です。
テストにすべきでない内容を無理矢理テストにした結果ですね。
第3問 図形です。
(1)証明を穴埋めで行う暴挙に出ましたね。
長いだけで、中身は貧弱です。
(2)定番の方べきの定理です。
途中まで、順調にいきますが(ⅲ)は、一瞬田が止まりますか?
ここは捨てて先に行く問題ですね。
余弦の値を3つ計算すればいいだけなのですが、コスパが悪いので捨てましょう。
第4問確率です。
(1)これが一番難しかったですかね。
条件から2回目にあたる確率と3回目にあたる確率を求めようと思えるか?
今回の共通テストで一番まともな問題だと思います。
(2)(3)予想通りの期待値ですね。
これはみんな対策バッチリだったのではないでしょうか。
計算もほぼなく楽勝では?
以上、数学Ⅰ・数学Aの振り返りでした。
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