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共通テストについて


カテゴリー:数学

共通テストについて

1.共通テストの感想

今回は、共通テストについて、書いてみます。

まず、文科大臣の見解を掲載します。

「共通テストは各教科・科目の特性に応じて知能・技能のみならず、思考力・判断力・表現力等を重視して評価を行うもの。私としては全体的に授業での学習のプロセスや日常生活の場面を題材にした問題、さまざまな資料や図から複数の情報を読み取って活用する能力を問う問題等、単なる暗記再生型の出題ではなく、共通テストが意図する能力を問う点がより明確になっている」

どんな印象を持ちましたか。

「数学I・A」は、センター試験を含めて、史上最低の平均点でした。

これが「共通テストが意図する能力を問う」ことの結果なのですね。

大変なことになりました。

教科書でしっかり勉強すれば、「さまざまな資料や図から複数の情報を読み取って活用する能力」が身に付くのでしょうか。

残念ながら、そんなことはありません。

そもそも高校の数学は、中学まで学んだことを踏まえて、新しい数学を学習するのが目的です。

新しいことを学習するのだから、原理原則を理解して、基本をしっかりと憶えることから始まります。

何でも、新しいことを始めるときは基本をしっかりと身に付けますよね。

繰り返し繰り返し、反復練習をしますよね。

「暗記再生」ができなければ、先に進ませてもらえませんよね。

昔教えていた生徒で、プロのフラメンコダンサーをしている生徒がいました。

その生徒曰く、「3分のために1年間練習する」と。

そうなんです、完全に再現できるまで練習するんです。

学んだことを再現できなければ、何も学んでいないということです。

しかし、この共通テストは「再現」できることは当然のこととして、その先を求めているのです。

えええ、99%の受験生が受けるテストなのに、ですよ。

ほとんどの受験生にとって「再現」することすら大変なことなのに、その先をと。

一体文科省は何を考えているのでしょうか。

たった3年間で、「再現」が当然のようにできるようになり、教科書を超越した学力が身に付くというのですか。

99%の受験生が??

あり得ない。

将来を悲観して自殺者が出てもおかしくない、酷いテストです。

そうなる前にこのテストは廃止にすべきです。

このままだと、結局、もともと頭のいい子だけしか対応できません。

いや、もしかしたらそれが狙いなのかもしれません。

シンガポールのように、一部の優秀な子どもだけに高等教育を受けさせるのが目的かもしれません。

確かに、シンガポールのTOEFLやPISAの結果は凄いものがあります。

何しろ、小学校卒業時に将来の進度が決まってしまうような教育システムですから。

それを真似したいのかもしれません。

希望者がみな大学受験をすることに、文科省は不満なのかもしれません。

2.共通テストの対策は

日本を脱出すること、ですかね。

私は、(医系専門予備校を除く)最後の授業で、「大学に行ったら、海外で活躍できる準備をしなさい」と言います。

もはや、それも遅いのかもしれません。

大学から、海外の学校を選ぶしかないのでしょうか。

まあ、それは現実的ではありませんね。

ではどうするか??

それは次回のブログに書きます。

今回はこれで。

 

 

 

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