難関大学受験専門のYK会 - ホーム>>ブログ>>共通テストの分析
さて、共通テストが終了しましたね。
今回はその共通テストを振り返ってみましょう。
数学ⅠA
第1問
[1]これはただの計算ですね。
ただし、小数部分・整数部分が出題されたので、基本をおろそかにしていた受験生は1問目から焦ったのではないでしょうか。
小数第2位を求めさせるのは初めてですが、誘導に乗れれば出来たでしょう。
ここまでで10点。
まあ、そんなに点数はもらえませんね。
[2]三角比
説明が長いが、必要なのは図2。
最初は、tanを三角比表から見つけてくるだけです。
続く問題は、定義から式を立て、値を三角比表から見つけてくるだけです。
しかし、その後に7+4×(0.0698+0.9976)の計算が。
私は、計算は機械にやらせよう派なので、憤怒に耐えませんな。
ここまでで16点。
これは大きい。
最後は、今回のテストで一番難しかったかな。
実戦的には飛ばしでしょう。
時間を浪費して4点はないですね。
ここを度胸よく飛ばせたかどうか、皆さんどうでした?
第2問
[1]2次関数
ここから時間がかかり始めます。
台形から三角形の面積を2個ないし3個引くだけ(私は3個引きました)なのですが、式が長い。
で、それを3回もやらなければなりません。
一回は文字なしだけど。
最後に、2つのグラフを同じ座標平面にかいて、2次方程式を2回解く。
時間使いますなぁ。
ここまでで15点。
う~~ん厳しいですな。
[2]データの分析
今年はここが簡単でした。
[1]で使った時間を取り戻せるかどうか。
(1)の(ⅰ)(ⅱ)は多分間違えずにかつ時間も使わずに行けるでしょう。
(ⅲ)は安易にやると間違える可能性がありました。
小さい方を選ぶのですが、負の数なんですよね。
さらに、最初に求めたのがBなので、間違えやすいですね。
でも、こんな設問にする意味があるのでしょうか?
(2)も簡単ですね。
データの分析は、肩すかしを食らった受験生が多かったのではないですか。
第3問 確率
問題が繋がっているので、前の問題を上手く利用できたかが勝敗を分けたのでは?
(1)(ⅰ)(ⅱ)は瞬殺しましょう。
(ⅲ)は余事象の方が早いですが、そんなに差は付かないでしょう。
(2)(ⅰ)は瞬殺。
(ⅱ)ここで(1)の(ⅱ)を使います。
マークもそのようになってはいるのですが、やはり地力の差が出てしまいますね。
(ⅲ)ここは(1)の(ⅲ)を使います。
この辺りで消費時間に差が現れるでしょう。
(3)時間があれば出来ます。
全部で6点。考えちゃいますね。
やるべきかな?
いくつか書いて、それを何倍かするだけです。
第4問 整数
n進法と不定方程式でした。
(1)ここは瞬殺しましょう。
(2)333まで何秒で、それに1秒足せばよい、ではなく1000まで何秒か、と考えると時間はかかりません。
後は最小公倍数を求めるだけです。
(3)スセスはいくつか書いてみれば、問題ないでしょう。
最後2つは、実戦的には飛ばしです。
もの凄い時間がかかるのに7点。
ちょっと大きいかな?
でも勇気を持って飛ばしです。
第5問 図形
(1)図が書いてあり、どう見てもメネラウスの定理なので、素早くもう一つの三角形を見つけられるかですね。
ただ、2回やらなければならないので、時間がどんどん無くなります。
なんとか7点いただきです。
(2)円が登場です。
円を使うのは方べきだな、と思えるかどうかですね。
(ⅰ)これは出来てほしいところです。
(ⅱ)(ⅲ)もう時間切れになった人もいたでしょう。
図が書ければ、マークから方べきは明らかなので、何とかなりますが。
2回図を書いて、方べきなので、残り時間次第ですね。
数学ⅡBは次回に。
(c) YK会 All rights reserved.