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2023年 共通テスト(数学)を振り返る


カテゴリー:入試関係

共通テストに変化はあったのか

まず、私事ながら、地元の予備校で共通テスト前日に「金利」の問題やりました。パチパチ。(金利が出題されました)

まあ、たまたまですけどね。

昨年、兵医で出題されたので、今年新しく教材を作ったのをたまたま最後にやっただけですけど。

少しは、助けになっているといいのですが。

話を戻して、共通テストは昨年よりずっとまともになりました。

問題文が分かりにくいのは、継続しています。

しかし、内容的には「これはできないよ!」という問題が激減しました。

講師によっては、「簡単すぎてだめだ」という人もいます。

私は、このレベルでいいと思います。

みんなが受けるテストなので、難しくする必要はないと思うのです。

難しいことは、2次試験で問えばいいのです。

それでも疑問の残る問題はありましたけど。

数学ⅠAの第2問のカ。

12400÷(590×570)が大体0.37であることを求めさせる問題です。

この問題のどこが思考力を問う問題なのでしょう?

なぜこの計算を手でやらなくちゃいけないのでしょう?

計算は機械にやらせて、人間は考える作業に専念するのではなかったのですか?

会話形式の問題といい、この問題といい、教育後進国になり下がっていると感じます。

早く日本を脱出しましょう!

いつも同じ結論になってしまいますね。

共通テストの名誉なためにも、良かったところも挙げておきましょう。

数学Bの最後の問題。

これは良かったと思います。(ただし良問ではない。)

「同値」であるものを選べ。

A⇔BなのにA⇒Bとして解答すると、しっかり考えると、不正解になってしまうといういい作りです。

しかし残念なことに、しっかり考えないと2度間違えて逆に正解になってしまうのです。

なので、いい作りではありましたが良問ではありませんね。

 

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